相続開始のタイミングについて

人が亡くなると、その人の財産は、生き残った人によって引き継がれることになります。そして、故人の財産を相続した人は、相続の手続をする必要があります。
ところで、相続は、具体的にどの時点から発生するのでしょうか。結論から言うと、相続開始のタイミングは、人が亡くなった瞬間となります。このとき、財産を引き継ぐこととなった相続人が、財産を保有していた被相続人の死亡の事実を知っていたかどうかは、関係ありません。被相続人の死亡した瞬間、自動的に相続が発生するのです。
注意が必要なのは、相続税の申告期限です。こちらは、被相続人の死亡の事実を知っていたかどうかが関わってきます。具体的には、相続人は、相続の開始があったことを知った日の翌日から10カ月以内に、相続税の申告の手続を済ませなければなりません。ようするに、相続税の申告期限の起算日と、被相続人の死亡した日が一致しない場合もあり得ることになります。
このほか、相続のタイミングが問題となる例として、被相続人が長期間、失踪していたケースが挙げられます。失踪宣告により死亡とみなされる場合、死亡時期は、普通失踪と特別失踪に分かれますが、普通失踪の場合、失踪後7年を経過した時点から相続が開始することになります。

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時間制限に注意すること

兄弟姉妹以外の相続人には遺留分というものがあります。基本的に、遺言で相続分を定めたり遺贈をしたりという場合はそれに従うことになります。亡くなった人の意思を実現するという意味ではよいのですが、残された身近な人に一切相続分が残らないという事もあるのです。そういったことを防ぐため、配偶者や子供、直系尊属には一定の割合で遺留分が認められ、相続財産を取り戻すことができることになっているのです。この請求を遺留分減殺請求といいます。請求がされない限りは遺留分を害していても遺言は有効なので、取り戻すためには請求が必要になります。
しかし、その遺留分減殺請求には時間制限があります。まずは遺留分があり、それが侵害されていることを知った時から一年間です。ただし、相続が始まったことや遺留分のことについて知らないままの場合もあります。その場合は相続開始から10年で請求できなくなります。
この期間内に請求がされなければ相続分がなくなってしまう恐れがあるので、注意しましょう。請求には決まった方式があるわけではありません。しかし、いつどのように請求をしたのかを証明できるようにしておくことが重要になります。証拠を残すために書面で残しておくのが良いです。

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遺留分減殺請求権の時効消滅について

法律に基づいて遺産が配分されれば、本来受け取ることができるはずの財産が、遺言によって少なくなってしまった場合、法定相続人は、他の法定相続人に対して遺留分の減殺請求をすることができます。ただし、この遺留分減殺請求権には時効があります。
まず、この権利を行使しようとする人が、相続が開始されたこと、減殺すべき贈与があったこと、遺言による贈与があったことのいずれかを知った時点から、1年間で減殺請求の権利は消滅します。つまり、相続が開始されていたとしても、この権利を行使しようとする人が、それらのことを全く知らなければ時効期間は進行しません。さらに、ただ単に贈与や遺贈がおこなわれたということを知っていたというだけでも進行せず、その贈与や遺贈によって自分の相続すべき分に不利益が生じたことを知った時が、進行の始まりになります。
また、被相続人が亡くなり相続が始まったときから、10年が経過してしまうと完全に権利がなくなり請求ができなくなります。
相続開始から10年かつ、相続が開始されたこと、減殺すべき贈与があったこと、遺言による贈与があったことのいずれかを知った時点から1年間以内にこの権利を1度でも行使すれば、時効によって権利がなくなることはありません。

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内容証明郵便などで明確な意思表示を行う

お金の貸し借りといったような私人間の契約というものは、その当人同士の間でしかその契約内容が知られていないものです。

こうした際に、その契約で定められている貸金の返済がなされなかった場合には、債権者はその債務者に返済の督促を行って、何とか契約通りに返済させようとするわけなのですが、それに対して債務者がなかなか応じようとしないような場合には、その取立てができないままとなってしまって、債権者が不良債権を抱え込むことになってしまう、といったこともあり得るわけです。

そうした場合には、裁判所に提訴してその債務者に対して強制執行をかける、といった手段を取らねばならなくなることもあるのですが、そうした場合にも、その債権債務関係を証明するものは当事者間の契約書だけであるために、そうそう迅速にはことが運ばずに、かなりの時間を要することになってしまったりします。

しかし、債権者の方もそうそう悠長には構えていられないので、何とか迅速に裁判所に動いてもらいたいわけなのですが、そのためにはその債権債務関係を客観的に証明できるものが必要となり、そのために利用されるものが内容証明郵便と呼ばれているものなのです。

これは、その差出人と受取人が誰で、その内容がどんなものであるのかを、郵便局が公的に証明してくれるという郵便であるために、債権者が督促を行う際にこれを用いていれば、この債権債務関係を客観的に証明できる有力な証拠資料となってくれるのです。

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意思表示の方法についての決まりはとくにない

基本的に故人が所有していた財産は遺言などによって相続者へ相続されるものですが、例えば、遺言で全財産を家族ではなく他人に譲ると書き残されていたような場合、残された家族は本来受け取ることのできる相続財産を得られなくなってしまいます。
こうした時、経済的に残された家族が自立していれば大きな問題にはなりませんが、故人の財産で生活を送っていた子供や配偶者は生活に困ってしまう可能性も出てくるため、大きな問題となります。
そこで残された家族には、本来受け取ることのできる最低限度の相続財産を得る権利が与えられており、その権利を行使することを遺留分減殺請求といいます。
遺留分減殺請求を行使する場合には、まず財産を遺贈された相手に対して、遺留分の返還を求める意思があることを示さなければいけません。
この意思表示の方法には法的に特別な決まりはないので、口頭で伝えても構いませんし、電話や手紙、メールなどでもできます。
ただ、こうした方法は裁判となった時にはっきりと意志を示したという証明が難しくなるため、配達証明付内容証明郵便で行った方がよいでしょう。
遺留分減殺請求権には時効があり、贈与などによって遺贈があったことを知ってから1年以内、知らなかった場合でも相続開始から10年が経過すると権利が消滅してしまうので、早急に対応しなければいけません。

Filed under: 未分類 — りゅう 3:19 PM

遺留分減殺請求の方法について

財産を持つ人が亡くなると相続が発生します。相続人は家族関係や人数によって、法律でその遺産の分配方法が決められていますが、被相続人が法律に基づく分配方法に依らず、遺言書を残し遺産の配分を変えたことにより、本来相続できるはずの遺産よりも少なくなってしまった場合、相続人は「遺留分減殺請求」というものを請求することができます。
これは法律において、たとえ遺言であっても、法定相続人には遺留分という最低限の取り分が確保されるものと決められているもので、この権利を請求することになります。
その請求方法には、特に決まりがあるわけではありません。
そのひとつの手段としては、他の相続人と話し合いをし、相手に納得してもらった上で遺留分を返還してもらいます。
まず、一般的には遺留分の減殺請求書を他の相続人に、配達証明付きの内容証明郵便で送ります。折り合いがつけば、合意書または遺産分割協議書などを作成し、書面上に証明として残しておきます。
また、別の手段として裁判所に請求の手続きをすることもできます。遺留分減殺による物件返還調停といいます。これは、家庭裁判所においておこなわれ、やはり話し合いをしていきます。
裁判所での話し合いで解決できなかった場合には、地方裁判所へ訴訟を起こすことになります。

Filed under: 未分類 — りゅう 3:19 PM

直系尊属のみが相続人であるとき以外の場合は?

相続が行われる場合、その分配方法に被相続人の意思が反映される場合と、反映されない場合、大きく分けて2通りのケースが考えられます。
つまり、遺言状の有無が大きく影響すると言う事なのですが、どれほど公に認められた遺言状の作成がされていたとしても、法律によって守られた権利を有する相続人が存在すると言う事なのです。
配偶者や直系の親族は、少なくとも遺留分として認められた財産だけは必ず相続出来る権利を持ち、その権利は遺言状に記された被相続人の意思によって左右される事はないのです。
この遺留分は、法律によって認められた相続人が配偶者とその直系の子孫のみの場合、被相続人の財産の2分の1が保証されています。
この場合の相続人の構成によって、各々が相続可能な割合は変化しますが、その総額が財産の2分の1を下回ることはないのです。
一方、同じに直系の親族であったとしても、相続人が被相続人の父母だけであった場合や、直系以外の親族である被相続人の兄弟だけが相続人である場合は遺留分の割合も変化します。
父母だけの場合は、財産の3分の1が遺留分として認められるのに対し、兄弟だけの場合は遺留分は認められず、財産の全てが遺言状通りに相続をする事が可能となるのです。

Filed under: 未分類 — りゅう 3:18 PM

直系尊属のみが相続人である場合は?

直系尊属とは、自分の父母、祖父母または養父母にあたる自分より前の世代の親族のことです。
被相続人に配偶者や子供、孫などがいない場合で、相続人がこの直系尊属のみである場合の相続は、両親がそろっている場合、父が財産の2分の1、母が財産の2分の1と均等に分けた分が法定相続分となります。
また、被相続人に配偶者や子供、孫などがいない場合で、父母が共に亡くなっているときや、父母が共に相続を放棄した場合はその祖父母に権利が移行し、父方の祖父母と母方の祖父母の4人で均等割りします。このときの法定相続分はそれぞれ財産の4分の1ずつとなります。相続人が合わせて3人である場合には、被相続人の財産の3分の1ずつが法定相続分となります。このように、直系尊属の場合の相続は、被相続人の財産を均等割りします。
ただし、祖父母が相続人になるのは、父母が2人とも死亡または放棄などで権利がなくなってしまった場合であり、父母のどちらかと祖父母が同時に相続人になることはありません。つまり、父母のどちらかが生きており、祖父母も生きていた場合、相続はどちらかの父母が全財産を相続するものであり、祖父母と共に均等で割ることはありません。
また、養父母は法律上、直系尊属としてみなされますが、その祖父母は直系尊属としてはみなされません。

Filed under: 未分類 — りゅう 3:18 PM

遺留分の割合とは

遺産相続を行う場面では、遺留分という言葉を耳にすることがあります。この内容に関しては、例えば父親が亡くなった際に遺言書などによって愛人などに全ての財産を渡すような内容を残してしまった場合では、普通に考えた場合では、全ての財産を愛人へと引き渡すことになります。しかし、法定では妻と子供に対しては遺産相続人として正式に認定されている部分になるために、この場面では遺留分を確保する方法が用意されています。遺留分の割合に関しては、概ね2分の1とされています。したがって1億円の遺産を持っている方のケースでは、愛人に5千万円が渡ることになり、妻と子供で5千万円を分割することになります。子供に関しては元来の法定通りの分割方法が適用されており、例えば2名のお子さんがいる家庭の場合では、2500万円をそれぞれ相続することが基本とされています。遺留分の請求に関しては1年間の時効というものが設定されているために、忘れずに請求を行うことが必要になります。裁判などで揉めた場合であっても、最低限遺留分は確保できる内容を持っていることによって、生前に異なる内容の遺言書を作っていたとしても、法律が優先されることになるために、正当な主張を行うことが大切になります。

 

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